読み出したら止まらない!オススメのSF小説12選

どうもこんにちは!たくみんです。外はとても良いお天気ですが、コロナの影響もあって自宅にこもる日々が続いていますね。映画を観たり、本を読んだり、ただひたすらに時間を持て余して過ごしています。

本日は、こんな日々の中でも非日常感のあるワクワクが欲しいということで、SF小説のオススメ作品をピックアップしてみました。SF小説を探している!という方はぜひチェックしていてください。

オススメのSF小説

虐殺器官

後進諸国で頻発する虐殺と、その原因と目される謎の男「ジョン・ポール」を追うアメリカ軍の特殊部隊員クラヴィス・シェパードの物語です。メカニカルでどこか虚ろな、SF系機械群の描写はもとより、圧巻なのは「SF的テクノロジーを付与された人間心理」の描写。現代社会において、我々が心の何処かで感じている「気持ち悪さ」がテクノロジーによって増幅させられた社会が描かれ、読み終えたときに何かしらの”気づき”を与えられることは間違いありません。10年以上前の作品ではありますが、今にこそ読んでほしい作品だと言えます。

旅のラゴス

突然文明が崩壊し、人々が超能力を獲得した世界で旅を続ける男の話です。情景描写が事細かに描かれていて、頭の中に様々な光景が広がります。主人公のラゴスが窮地の場面に立たされる事もあるのですが、そこのハラハラ感で臨場感も味わえるような気がします。作中ではラゴスの前に様々な女性が登場しますが、そこでの恋模様も読みどころ。

ようこそ地球さん

SF系小説を数多執筆し、ほとんどの作品を「ショートショート(ごく短い短編小説)」で仕上げたのが、星新一です。本作『ようこそ地球さん』は、42の作品が綴られています。そのどれもが「えっ」と声を出して驚いたり、「もう終わり?」と嘆いたり、多少怖がったりと、五感をくすぐる作品ばかりです。宇宙の中の小さい地球では何でも起こりえます。それを奇抜なアイディアやモチーフを取り入れ描いたのが、本作です。こんな宇宙があるのか、と想像を膨らませたくなる一冊です。

凍りのくじら

主人公・理帆子は幼い頃から藤子・F・不二雄と不思議な道具たちをこよなく愛しています。それは幼い頃失踪してしまった父に教えてもらったからでした。高校生になった理帆子はある日、不思議な青年と出会います。そこから、物語は始まっていくのです。この小説ではSFはサイエンスフィクションでなく、少し・不思議と捉え直し、SFの幅をグッと広げることができます。そして思春期の痛みに共感し、のめり込んでしまう、少し不思議な魅力を持ったオススメのSF小説です。

笑う怪獣

幽霊や宇宙人、改造人間などのとんでもキャラが登場しながらもしっかり骨太のミステリー仕立てになっている作品です。したがって設定ははちゃめちゃでありながら、謎解きまでの筋道はフェアで、ミステリー好きの方にもうーんなるほどと唸らされること間違いなしです。また本作の一応の主人公であるアタルとなぜか相性の悪い怪獣の妙な愛嬌も一読の価値ありです。

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

アンドロイドが人間と見分けがつかないほど進歩した近未来が舞台です。作中では、共感能力によって機械と人間との差を判断するのですが、人間が他者に共感する時も自分以外の他者に入り込むわけではないので、信頼できる測定法なのかという疑問が生まれます。どこまで科学が進歩しても、人の心には決して入り込めないし、自分を外側から見ることもできないため、アンドロイドのみる夢について知ることも、自分が機械なのか否かもわからない、私たちを人間たらしめ、アンドロイドが人間より下等だとする根拠の不確実さを考えさせられます。

銀河ヒッチハイク・ガイド

映像化もされているSFコメディの傑作です。元々イギリスで出版され更に主人公がイギリス人ということもあり、出てくるジョークやユーモアがイギリスノリでピンと来ないこともありますが、勢いで押して来られるので何だか笑ってしまう馬鹿馬鹿しさが面白いです。SFですがあまりSFだと構えなくても大丈夫。シニカルでナンセンスな笑いが好きな方にはよりお勧めです。

ブルータワー

死を宣告された男がタイムスリップした二百年後の世界を救うというお話です。現実の世界では冴えない中年男が、二百年後の世界では何者をも恐れず、愛する人を守り、戦っていくその姿はまさにヒーローの名にふさわしく、誰もが感情移入しやすくなっています。さてそんな二百年後はウイルスが蔓延し、ブルータワーと呼ばれる建物内、あるいは薄暗い地下でしか人類が暮らせない退廃とした世界となっています。よくある設定ではありますが、そこは池袋ウエストゲートパークでも名を知られた石田衣良氏、見事な世界観を現しています。

新世界より

1000年後の日本を描いたお話です。人類は呪力と呼ばれる超能力を手にしていました。そこで育っていた少年少女たちが禁断の知識を手に入れてしまいます。この緻密な世界観がすごすぎます。信じられないくらいディテールがしっかりしていて、読んでいくほどのめり込んでいってしまいました。また、世界観だけでなく、少年少女たちの成長がリアルで、笑いあり涙ありのお話です。

復活の日

致死率100%のリンスキイ・ウィルス(風邪)が蔓延し、南極他大陸に残った人達のみが生き残って、21世紀に南極大陸から世界への帰還を果たすという物語である。同ウィルスは、脊椎動物という動物を、ネズミに至るまで死なせてしまう。なぜその猛威をふるった風邪が終焉したかは、原作を読んでいただければ氷解するであろう。ちなみにそれは、人為的に作成されたものが、ある事故でばらまかれたものである。「科学の発達は、種としての人類を根絶しかけたが、皮肉なことに同ウィルスから結果的に世界を救ったのも科学であった」と。

ジェノサイド

難病を抱えた息子のため南アフリカで最高機密の任務に臨む元軍人、父の葬儀をきっかけに秘密の研究に巻き込まれた日本の大学院生、2人の物語が同時進行で展開され、二人がたどり着く先には驚愕の事実が待ち受けている、というサスペンス要素もある小説です。主人公2人の視点が交互に展開されるのですが、途中で飽きることなく読み進められます。また、人知を超える力や人類の在り方について考えさせられるテーマにもなっていて、ある種人類への予言のような内容にもなっており、単なるエンターテイメント以上の面白さがある小説です。

アンダー・ザ・ドーム

メイン州にある人口2000人足らずの小さな街がある日突然に透明な障壁によって覆われていく、スティーヴン・キングによる奇想天外なストーリーです。閉鎖的な空間で次第に住民が疑心暗鬼になっていく心理描写と、パニックに乗じて巻き起こっていく権力争いには迫力があります。個性豊かな登場人物たちが次々と物語から退場していく中で、果たして誰が生き残るのか予想しながら読んでみてください。

おわりに

以上、読み出したら止まらない!オススメのSF小説についてでした。気になる小説があればぜひ手にとってみてください。何気ない日常のひとときが、ワクワクに溢れたものになることを願います。それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。